山岳トンネルにおける水文調査事例

 

山岳トンネル施工(総延長約1500m)に伴い予想される周辺地下水環境に与える影響を把握する目的で、井戸水位、河川流量、ボーリング孔地下水位及び井戸、河川の水質分析を実施している。当該地区では、トンネル計画位置より下方の平野部において、約150箇所の井戸と13箇所の灌漑ため池が分布しており、トンネル掘削に伴い、山岳地の地下水位が低下することが予想されるとともに、それに伴い水源としての河川水や、地下水涵養量の減少や、濁水の発生等が予想されている。現在事前観測を継続実施しているが、今後、井戸毎に管理基準値を設定するなど、施工中・施工後の影響発生の対応策等の検討を進めていく予定である。